高浜で青空市を始めたきっかけの一つに、大江地区が世界遺産になったら多くの人が来るので、高浜も特産品を研究して行き、お金を落として頂き、少しでも地域に潤いが生まれればと、進めてきてます。

 その世界遺産関連の重要文化的景観の講演会(報告会)が27日大江漁村センターで開催されましたので概そ紹介します。

 天草市では崎津の漁村、棚底の防風石垣と大江の農村といった風景を重要文化的景観として勧めていて、長崎県の教会群の世界遺産登録のなかで、天草はその構成資産としていくようにしているそうです。

 初めに熊本大学大学院生の原田茉林さんから「まち歩き」をまとめ景観要素の分類し、昔教会が見えていた範囲をソフトを使い紹介、歩いて往来の道が大江に大事、道沿いに昔を感じる要素が残っていると報告がありました。

原田茉林さん 


 続いて熊本県文化財保護指導員高田尊徳先生から棚底の取り組みの報告があり、棚底は昭和47年の大水害では石が流れてきた。昔から山崩れ、水害があり、棚底は風が強くその石を石垣にした、先人たち立派であった。それが昭和40年ごろ石垣を建設資材になり減少した。次にタスキを渡す人がなければ途切れてしまう。地域で学習会を開催してきた報告がありました。


高田尊徳先生


 最後に熊本大学大学院星野裕司先生から、大江の文化的景観について考えることとして、文化的景観は「ある場所で持続的に暮らすための必要が生み出して来た空間の秩序」、ある学者は「ただならぬ普通」と紹介されました。

 大江には多くの要素があり、天主堂だけでない、大江の素敵さ、奥行きの深さが大江の特徴であり、そこが課題とし難しい。でも風景は変わり続ける、変わり方を皆で考えると話されました。

 最後にビエントのコンサートがあり、遠く、宮崎の方が見に来られてました。


ビエント


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