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ハマヒルガオ3

これは何でしょう?


拡大します!

ハマヒルガオ1
白鶴浜に自生するハマヒルガオです。

ハマヒルガオ2
「ハマヒルガオが満開だよ」と情報を受け、慌てて写真撮影でした!


熊本県の希少な野生動植物のリスト(レッドデータブック)に「高浜のコウボウムギ群落」という登録があります。

その中にハマヒルガオも含まれており、近年、ハマボウフウなどが生息数を減らしているようです。

希少な生物をはぐくむ白鶴浜。近くにこのような場所があることを再確認しました。



 6月6日高浜地区振興会地域づくり部会(清水保邦部会長)では白鶴浜にて、天草パークボランティア協会のご案内により自然観察会を開催しました。

ハクセンシオマネキ1

 

干潟や松林、海岸と熊本県でもこの西海岸や白鶴浜にしか生息していない稀少な生物に ついて指導員の豊田史弥さんの説明に大人から子どもまで25人の参加者は熱心に見つめ、聞き入り、地元の子どもたちでもハクセンシオマネキに初めて触れることが出来、貴重な体験の場となりました。

ハクセンシオマネキ2 

 

観察会では、珍しいマメコブシも見つかりました。「今度都会にいる孫が帰ってきたら連れてこよう!」と参加者や「こんな素晴らしい場所と生き物がいることを知らなかった。もっと多くの子どもたちに体験して欲しい!」とお母さんたちの声がありました。

マメコブシ 

 

じぃ~としていると巣穴からチゴガニがでてきます。観察方法を子どもたちは学びました。

チゴガニ 

 

海岸に咲く「ハマヒルガオ」

ハマヒルガオ 

浜辺と人々の暮らしを探る「里浜づくり」。振興会でも松枯れ対策に、天草のエジソン倉地さんのお話を聞きました。『近隣国の工業化で酸性雨が降り、土壌の菌が死に、かつて松は菌の栄養を吸収していたがそれが出来なくなり、松の体力がなくなり松食い虫がくると枯れてしまう。以前の松は松食い虫が来ても松ヤニを出し、傷を治癒していた。松ヤニは松の血液と同じ。今は松ヤニを出す元気な松が無くなり、すぐに松食い虫がくると枯れるので、その酸性雨の土壌に銅スラグ(珪酸鉄)を蒔くと作用し、土壌菌が復活する。東光寺の松や本渡南小の松は生き返った。松枯れが10日毎に効果を示した。但し完全に枯れたものは効果がない』とお伺いし、振興会でも白鶴浜の松に試験的に、この倉地さんの研究成果の銅スラグを蒔いています。成果は上々のようです。

 

銅スラグを蒔いた松の近くに「ハマボウフウ」もあります。

ハマボウフウ1 

 

「ハマニガナ」も見つかりました。熊本県絶滅危惧種です。

ハマニガナ 

最後に観察会に20種の生物の解説資料を提供いただいた豊田さんより「砂浜には最初にこのような稀少な植物が生えてくる。白鶴浜はウミガメの産卵地で植物の根が張ることで産卵がしにくくなる。そこを地域で考えて欲しい。」などがあり、里浜明察までこのような活動を皆で続けて行けたらと思いました。




白鶴浜の砂浜で小チドリの卵を見つけました!

29日で孵化します。

トビなど天敵から身を守るため砂色にカムフラージュしてます。

ハマチドリの卵

 

小チドリの親が交互に守ってます。人などが近づくと卵が見つからないように傷を負った振りをして巣から誘っていきます。

ハマチドリ

 

ハマヒルガオも今咲いてます。

ハマヒルガオ

 

ハマボウフウ

ハマボウフウ

 

アカウミガメの産卵が有名な白鶴浜ですが、海にも浜にも色んな動植物が生息しています。

これからも、機会があれば紹介したいと思います。

 

 

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